2016/10/02 [ 歯ぎしり・くいしばりの治療, 歯周病治療 ]
こんにちは、歯科医師の小川貴彦です。
日に日に秋が近づいてきましたね。
さて今回はフッ素についての第2弾として成人の方へのフッ素についてお話します。
フッ素は歯にとって大切と言われますが、子どもにだけ効果があると思っていませんか?
成人にもフッ素は効果があります。中年の方には、歯周病が進行しやすい年代であり、歯ぎしりによって歯の根元がくさび状に欠損したり、歯がしみる知覚過敏の症状も出やすくなります。また歯と歯の隙間が広がり、そこをむし歯にしてしまいがちです。これらにもフッ素は有効です。お年寄りの方には、老年期に入り、歯周病の進行とともに歯茎の痩せも顕著になり、セメント質が露出しやすくなります。エナメル質に比べて、セメント質は非常にむし歯になり易いところなので、フッ素で歯質強化しておくことが重要です。おすすめは、フッ化物入りの歯磨き粉の使用と歯科医師や歯科衛生士による専用の機械を使って行うクリーニングです。
だんだん涼しくなってきましたので風邪をひかないように注意して下さい。