医療費控除とは
医療費控除は1月から12月までの1年間にかかった医療費総額から医療費控除額を算出し、それに税率をかけた分が課税所得から引かれることで所得税や住民税を節税することができる制度です。あくまでも、支払う税金が節税されるもので、お金が戻るものではない点は注意が必要です。
医療費控除額の計算式
(1月から12月までの医療費総額-10万円①)×税率
例)
所得税率20%の所得の方が年間50万円の医療費がかかった場合
(50万円-10万円)×20%=8万円 が軽減される税額となります。
医療費控除適用の歯科治療
医療費控除は全ての歯科治療に適用されるわけではありませんが、予防・審美目的以外には適用になり、以下の自由診療も適用になります。
・インプラント
・自由診療の被せ物や入れ歯
・矯正
医療費控除に必要な書類
以下の書類と印鑑を持参して、税務署で確定申告をおこないます。
・家族全員の1年分(1/1~12/31)の医療費の領収書
・源泉徴収票(給与所得者)
※医療費控除については5年以内であれば申請を行うことが可能です