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2022/04/28 [ むし歯治療, 審美・美容歯科治療 ]

ファイバーコア

「ファイバーコア」と聞いても、ほとんどの人はピンとこないかもしれません。歯の神経を取り除いた後は、土台を立てて被せ物をします。その土台にはファイバーコアやメタルコアといった種類があり、それぞれ特徴があります。ここではコアについてと、セラミックの歯にはファイバーコアがおすすめな理由についてご紹介します。

そもそもコアとは?


むし歯が進行し、歯の神経にまで達していると歯の根っこの治療が必要になります。歯の根っこの治療は「根管治療(こんかんちりょう)」と言い、むし歯菌によって汚染された神経を取り除いたり、根の中をきれいにしたりする治療方法です。根管治療後は被せ物を入れて歯を補うのですが、根管治療では歯を大きく削るため、そのまま被せ物を入れることはできません。被せ物を入れるためには、「コア」という土台を立てる必要があります。

コアの種類


被せ物を入れるために必要な土台には、大きく2種類にわけられます。

・メタルコア
・ファイバーコア

メタルコア

メタルコアとは銀合金でできた金属製の土台のことです。強度が高く、保険が適用されるため費用が安く済むといったメリットがあります。一方で、金属は天然の歯よりも硬いため、歯に強い力がかかると歯の根っこが割れてしまう可能性があります。また、金属を使用しているため、金属アレルギーのリスクや、金属の成分が溶け出して歯や歯ぐきを黒く変色させてしまうといったデメリットがあります。

ファイバーコア

ファイバーコアとは、グラスファイバーと呼ばれるガラス繊維を芯材にして、樹脂で固めた土台のことです。耐久性があることに加えて、硬さやしなやかさは天然の歯と近いため、噛んだときの負担がかかりにくくなっています。また、ファイバーコアは光を透過する性質があるため、セラミックの被せ物を入れた際も本物の歯のような透明感を再現できるメリットがあります。

つまり、ファイバーコアは歯の根っこが割れるリスクが低く、歯を長持ちさせることができるなど歯に優しいことに加えて、耐久性や透過性など機能性に優れています。ただ、自由診療になるため費用は高額になるデメリットがあります。

セラミックの歯にはファイバーコアがおすすめ


「白い被せ物を入れるのに、歯の中にファイバーコアを入れる必要あるの?」と疑問に思う人は多いですが、セラミックの歯にしたのなら、なおさらファイバーコアが必要と言えます。

セラミックの歯は、自然な透明感のある歯を再現できます。それにより、メタルコアの上にセラミックの歯を被せると、光が透過した際に歯の中が黒ずんで見えてしまうのです。一方、ファイバーコアは、光の透過性があり、セラミックの歯を入れても自然な透明感を再現できます。ファイバーコアを入れるとセラミックの歯は、歯がキレイになったと見てわかります。

また、ファイバーコアの硬さや弾性は、歯とほぼ同じと言われています。そのため、歯の根っこが割れてしまうリスクも軽減することができるのです。もちろん金属を使用しないため、歯や歯ぐきが黒く変色したり金属アレルギーを引き起こしたりする心配もありません。

このように、ファイバーコアは目立たないけれども、歯に優しく審美性や機能性に優れており、治療においてとても重要です。

医療法人MIC
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