インターネットを見ていると、こんな記事を見つけました。
紀伊民報 【口腔ケアが腸活に繋がる!?】腸内環境と口腔内環境には深い関係が。7割以上がその事実を知らなかった! 医療法人社団癒合会
腸活は年代問わず興味のある話題ではないでしょうか。実は、口腔ケアが腸内環境を整える手助けになることをご存知でしたか?今回は、腸内環境と口腔内環境の関りを見ていきましょう。
上記の記事は、医療法人社団癒合会が50代以上の男女1005人を対象に、「腸内環境と口腔内環境への意識」に関する調査を実施したものです。調査結果によると、51.7%の人が腸内環境を整えるために取り組みを行っており、具体的な内容としては、乳酸菌・食物繊維・発酵食品の摂取が挙げられました。
一方、意識して口腔ケアに取り組んでいる人は36%であり、具体的な口腔ケアとしては、歯磨きの徹底やマウスウォッシュの使用、定期的な歯科医院でのケアが挙げられました。口腔ケアを行っていない人はその理由として、何をすればいいのかわからないという人が最も多かったです。
また、口腔内の細菌が腸に影響を及ぼす可能性については知らない人が多いことがわかりました。腸内環境を整えるためには、口腔内の善玉菌を増やすことがポイントです。
腸活に注目が集まる中で、口腔内ケアの重要性が見落とされがちなのかもしれません。腸内ケアだけでなく、口腔ケアも同等に重要な要素であることを忘れずに取り組んでいきましょう。
口腔ケアでは、砂糖や酸性の食品の摂取を制限し、カルシウムやビタミンを含む食品を積極的に摂ることが大切です。
腸活では、朝食を和食にすることをおすすめします。ごぼうやさつまいも、海藻類など水溶性食物繊維を摂ることで便通が改善しやすくなります。また、和食は食物繊維を多く含み、腸内細菌のバランスを整える効果も期待できます。
野菜、果物、発酵食品など栄養豊富な食品をバランスよく摂取して、腸内環境を整えましょう。
お口は体の入り口であり、お口の健康が全体の健康にも影響を与えます。たとえば、歯周病は、心臓病や糖尿病などの全身の疾患とも関連があります。口腔ケアは、日常的なケアが重要です。歯磨きだけでなく、フロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間の汚れを取り除きましょう。また、定期的な歯科医院の受診や歯のクリーニングも口腔ケアの一環です。
口腔の健康を保ちながら腸内環境を整えることで、免疫力や消化機能の向上につながります。食べ物や口腔ケアを意識して、お口・腸とともに理想の状態へ導いていきたいですね。正しい食生活と口腔ケアは、腸活だけでなく肥満予防にも効果的なので、ダイエット中の方も意識してみてはいかがでしょうか。