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2024/10/31 [ むし歯治療, よくある質問, 歯の知識 ]

どうして歯が痛むのか?症状別で見る原因と対策ガイド

すっかり秋らしくなり、心地よい風が感じられる季節になりました。この時期は気温の変化や乾燥もあり、体調管理に気をつけたいものですね。
そんな中で、ふとした瞬間に感じる歯の痛みは、予想外に私たちの日常を妨げてしまうこともあります。

実は、歯の痛みといっても様々な種類があり、その原因は一つではありません。

冷たいものを食べた時に感じるズキッとした痛み、噛んだ時の違和感、歯茎が腫れてズキズキと痛むなど、症状は人それぞれ。
もしかしたら、「ただの虫歯かな?」と思っていた痛みも実は違う原因かもしれません。

そこで今回は、歯の痛みの種類と原因について解説していきます。

歯の痛みの種類





歯の痛みの種類

あなたはどんな時に歯に痛みを感じますか?
以下の症状をタップしてみましょう。


痛みの原因

歯が痛む原因は、以下の通りです。

虫歯(甘いものや冷たいものを食べた時に痛む)

虫歯は、口内の細菌が歯の表面にプラークとして付着し、私たちが食べたものの中に含まれる糖分を栄養にして酸を作り出します。そして、この酸が歯の表面を溶かし始めるのです。

初期の虫歯は、自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうことも少なくありません。しかし、虫歯がエナメル質の内側にある象牙質にまで達すると、冷たいものや甘いものがしみる症状が現れ始めます。

さらに虫歯が進行し、歯の神経にまで達するとズキズキと激しい痛みを感じるようになります。

虫歯を予防するためには、毎日の歯磨きを丁寧に行い、歯垢(プラーク)を落とすことが大切です。また、定期的に歯科検診を受け、早期発見・早期治療に努めることも重要です。

歯周病(歯茎が腫れてズキズキ痛む)

歯周病は、歯茎や歯を支える組織が炎症を起こす病気です。初期の歯周病は「歯肉炎」と呼ばれ、歯茎が赤く腫れたり歯磨きで出血しやすくなったりします。この段階では、適切なケアをすれば歯茎の状態は元に戻ります。

しかし、歯肉炎を放置すると、炎症が歯茎の奥深くまで進行し、「歯周炎」へと発展します。歯周炎になると歯を支える骨が溶け始め、歯がぐらついたり最終的には抜けてしまうこともあります。

歯周病の原因は、プラーク(歯垢)の中の細菌です。毎日の歯磨きでプラークをきちんと落とすことが、歯周病予防の基本です。しかし、喫煙習慣や糖尿病などの全身疾患、ストレス、遺伝なども歯周病のリスクを高める要因となります。

知覚過敏(冷たいものや熱いものを口に入れた時に鋭い痛み)

知覚過敏は、冷たいものや甘いものを食べたときに鋭い痛みを感じる症状です。歯の表面のエナメル質がすり減ったり、歯茎が後退したりすることで、歯の内部にある象牙質が露出してしまうことが原因で起こります。象牙質には歯の神経につながる細い管がたくさん通っています。冷たいものや熱いもの、甘いものなどの刺激がこの管を通して神経に伝わることで、あの独特の痛みを感じてしまうのです。

適切な歯磨きや、知覚過敏用の歯磨き粉を使用することで症状を和らげることができます。

歯のひびや破損(食事中に特定の歯で噛むと痛む)

歯のひびや破損は、外的な衝撃や過剰な力がかかることで発生します。ひびが入ったり、欠けたりすると痛みや違和感が生じることも。

歯のひび割れには、大きく分けて以下の3つの種類があります。

クラック:歯の表面のエナメル質にできた、浅いひび割れ。
破折:歯の一部が欠けてしまった状態。
歯根破折:歯の根っこにひびが入ったり、折れてしまった状態。

適切な治療を受けないと感染のリスクも高まることに加えて、抜歯になってしまうことも。少しでも異変を感じたら、早めに歯科医院を受診しましょう。

親知らずの萌出(奥歯周辺が腫れて強い痛みがある)

親知らずは、口の奥に位置する最後の歯で、通常20代後半に生えてきます。しかし、現代人は顎が小さくなってきているため、親知らずが生えるためのスペースが十分にないことが多いです。親知らずが斜めに生えてきたり半分だけ埋まった状態で止まってしまったりすると、歯茎が腫れたり痛みが出たりすることがあります。

また、親知らずは通常20代後半に生えてくる最後の歯ですが、必ずしも抜く必要があるわけではありません。まっすぐに生えてきて、きちんと噛み合っていて、歯磨きもしっかりできている場合は、抜歯の必要はありません。

しかし、親知らずが生えるスペースが不足している場合や、歯並びに影響を与える可能性がある場合は、抜歯が検討されます。

レントゲン撮影などで親知らずの状態を正確に把握し、抜歯が必要かどうかを判断してもらうことができます。虫歯や歯周病のリスクが高まることもあるため、痛みや腫れが生じた場合は早めに歯科医師に相談しましょう。

詰め物やクラウンの緩み(治療した歯に違和感や痛みを感じる)

治療済みの歯に詰め物やクラウンがある場合、材質にもよりますが、時間の経過とともに劣化し、強度が落ちてしまうことがあります。

また、詰め物やクラウンの隙間から虫歯菌が侵入し、虫歯が再発することも。これが原因で痛みや不快感を感じることがあります。再度調整や交換が必要です。

詰め物やクラウンを長持ちさせるためには、定期検診を受けて状態をチェックしてもらいましょう。

顎関節症(あごを動かすと痛み、かむと歯に違和感がある)

顎関節症は、顎の関節や周囲の筋肉に問題が生じることで、痛みや違和感を引き起こす病気です。ストレスや歯ぎしり、食いしばり、姿勢の悪さや頬杖をつく癖なども顎関節に負担をかける原因となります。

顎関節症の治療法は、ナイトガードの装着、薬物療法、理学療法(ストレッチやマッサージなど)などがあります。

歯茎の炎症(歯茎が腫れズキズキする痛みを感じる)

歯茎の炎症は、歯周病菌などの細菌感染によって引き起こされることが多い病気です。痛みや腫れ、出血を伴い、放置すると深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

歯茎の炎症の治療は、原因や症状の程度によって異なりますが、抗生物質や歯周外科手術が必要な場合もあります。

予防するためには、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも使い、歯と歯の間や歯茎との境目も丁寧に磨き、プラーク(歯垢)を落としましょう。また、歯科医院で定期的に検診を受け、歯石除去や歯周病検査を受けることをおすすめします。

食いしばりや歯ぎしり(朝起きた時やストレスを感じた時に歯が痛む)

食いしばりや歯ぎしり(ブラキシズム)は、無意識に歯を強く噛みしめたり、すり合わせたりすること。どちらも、歯や顎関節に過剰な力が加わるため、エナメル質のすり減りや顎関節症などのさまざまな問題が引き起こされることがあります。

ストレスや不安、緊張を感じると無意識に歯を食いしばったり、歯ぎしりをしてしまうことがあります。

食いしばりや歯ぎしりの対策としては、ナイトガードの装着が一般的です。少しでも気になる方は、早めに歯科医院を受診し、適切なアドバイスや治療を受けてください。

治療後の痛み(治療を受けた歯がまだ痛む)

治療後の痛みは、根管治療や歯の詰め物の後に生じることがあります。

虫歯を削ったり、神経の治療をしたりすると、歯や周りの組織に刺激が加わり、炎症が起こることがあります。

通常は時間とともに改善しますが、痛みが持続する場合は再診が必要です。

まとめ

歯の痛みはさまざまな原因によって引き起こされますが、共通して言えるのは、「放置すると悪化する」ということです。

初期の段階では、ちょっとした違和感や軽い痛みで済んでいたものが、放置することで発展し、最終的には歯を失ってしまうことさえあります。

痛みを感じた際には、自己判断せずに歯科医師に相談することが大切です。
秋は美味しい食べ物が豊富な季節ですから、秋の味覚を心から楽しむためにも、日々のケアを怠らずに大切にしていきましょう。

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