医療法人社団MIC

WHITIA南烏山is歯科

CIE IMPLANT CLINIC

WHITIAオンラインショップ
WHITIAオンラインショップ
WHITIAオンラインショッピング
医院ブログ
Blog

知ってる?“MI治療”ってなに?歯をなるべく削らない新しいむし歯治療

「歯をなるべく削らずに治す」――そんな新しいむし歯治療をご存知ですか?
近年注目される“MI治療(最小侵襲治療)”は、歯の寿命を延ばし、負担を減らす画期的な方法です。従来の治療との違いやメリットをわかりやすく解説し、未来の笑顔を守るヒントをお届けします。

MI治療とは?歯をなるべく削らない新しいむし歯治療

MI治療とは「最小限の削除で、最大限に歯を守る」ことを目的とした治療法です。ここでは、基本の考え方や従来の治療との違いをわかりやすく説明します。

Minimum Intervention=最小侵襲治療って何?基本の考え方

MI(Minimum Intervention=最小侵襲)治療とは、むし歯になった部分だけを必要最小限に取り除き、健康な歯質をできるだけ残す方法です。歯は一度削ると元には戻らないため、「削らない」という選択肢は歯を長持ちさせるための大切な考え方です。

従来のむし歯治療との違い

従来は、再発を防ぐ目的でむし歯の周囲も広めに削って詰め物をするのが一般的でした。MI治療では進行度を正確に診断し、必要最小限だけを治療します。初期むし歯なら削らずに経過観察や再石灰化を促す処置で済む場合もあります。

なぜ“削らない”ことが大切?歯を守る理由とメリット

「歯を削らない」という考え方には明確な理由があります。ここでは、歯の構造と治療時の負担の両面から見ていきましょう。

歯は削るほど弱くなる!保存の重要性

歯の表面を覆うエナメル質は非常に硬く、天然の鎧のような存在です。しかし、一度削ると元には戻らず、補強した詰め物や被せ物の隙間から再びむし歯になる「二次むし歯」のリスクも高まります。削る量を減らし、その鎧を壊さないことこそ、歯の寿命を延ばすカギです。

削らずに治すことで痛みや負担も軽減

大きく削る治療は麻酔や処置時間もかかり、痛みや不安が伴います。MI治療は必要最小限の処置で済むため、身体的・精神的な負担を大幅に軽減できます。治療後の違和感やしみるリスクも抑えられるのは、大きなメリットです。

どんな時にMI治療ができる?対象となるむし歯とは


すべてのむし歯がMI治療に適応できるわけではありません。進行度により可能な場合と難しい場合があります。

MI治療が最も力を発揮するのは、歯の表面に白濁が見える「初期むし歯」や軽度の進行にとどまるケースです。この段階なら削らずにフッ素塗布や経過観察で対応できることが多く、早期発見が重要です。

再石灰化で自然に治せる場合もある

初期のむし歯は、唾液の作用やフッ素の利用で歯の表面が再石灰化し、自然に修復されることもあります。ただし進行して穴があいた場合は削らざるを得ないため、「早めに歯科を受診すること」が最大のポイントです。

MI治療で変わる!これからのむし歯予防とケア習慣

MI治療は「削らない」だけでなく、「予防」と「日常ケア」が欠かせません。ここでは治療を長持ちさせるための習慣を紹介します。

定期検診と早期発見の大切さ

定期的な検診は初期むし歯を発見するチャンスです。痛みが出てから受診するのでは遅く、MI治療が適応できなくなる場合もあります。歯科医院でのチェックを習慣にすることで、将来の大掛かりな治療を避けられます。

日常のセルフケアで治療効果をサポート

毎日の歯みがきはもちろん、フッ素入り歯磨き粉やデンタルフロスを活用しましょう。食生活でも砂糖を控えることが大切です。セルフケアとプロのメンテナンスを組み合わせることで、MI治療の効果を最大限に発揮できます。

まとめ:MI治療で自分の歯を長く残そう

MI治療は、「削って治す」から「守って残す」へと歯科医療の流れを変える新しい考え方です。 一度削った歯は戻らないからこそ、「なるべく削らない」ことが大切です。MI治療は自分の歯を少しでも長く残すための大切な選択肢といえます。
むし歯は早期に対応すれば削らずに治療できることもあります。定期検診と日常のケアを徹底し、未来の歯を健康に守りましょう。