2018/06/01 [ 未分類 ]
おはようございます!歯科衛生士の松本です☆
夜間の歯ぎしりや食いしばり防止のためのナイトガードやホワイトニング、矯正治療、スポーツをしている方ならスポーツスプリントとしてマウスピースを使用している方は多いでしょう。
マウスピースは、顎関節症の予防や歯へのダメージを最小限にするためにも大切なツールです。
しかし!!最初はピカピカのマウスピースでも、使っているうちに徐々に黄ばんできたり、不快な臭いがついてしまったりすることがあります。。
マウスピースを長期に渡り使用しているとだんだんとマウスピースの表面が白くカピカピになってきます!!
これは唾液の成分によって歯石が付着しているためです。
口腔内の歯垢(プラーク)を放置していると、唾液のカルシウムやリンといったミネラル成分によって歯石が形成されます。
マウスピースはプラスチック製のものが主流です。プラスチックは金属の入れ歯と違って表面に汚れが付きやすく、歯石が形成されやすいのです。。
マウスピースの臭いが強くなってしまう一番の原因は細菌です!
口腔内には、350~700種類の常在菌が何千億個も存在しています。これだけ細菌がうじゃうじゃいる口の中にマウスピースを入れていたら、もちろんマウスピースにも細菌がたくさん付着してしまいます。この細菌たちがマウスピースを臭くしているのです。
そのため、マウスピースはきちんと洗ってお手入れする必要があります。マウスピースを入れる口腔内も同様で、マウスピースによる臭いを予防するには、マウスピースと口腔内の両方の衛生管理が重要となります!
洗浄方法はハードタイプでもソフトタイプでも一緒です。朝起きてマウスピースを外したら、水でよく洗いましょう!
このとき、消毒のためにと熱湯で洗浄する方は多いのですが、変形の大きな原因となるため絶対に避けてください!
入れ歯用洗浄剤を用いて、柔らかめでヘッドの小さな歯ブラシで細かい部分まで磨くと、マウスピースの表面を傷つけて、細菌が繁殖する場となってしまう恐れがあります。臭い対策の観点からみると、ブラシでゴシゴシ磨くことは避けた方がよいでしょう。特に、研磨剤の含まれている歯磨き粉は表面を傷つけてしまうので、使用を控えるべきです。ブラシを使わず、指で汚れを落とすことがオススメです☆
ぜひやってみてください(^^)