2023/05/10 [ 予防歯科 ]
令和5年3月13日より、マスク着用が任意となりました。花粉のピークも越えて、徐々にノーマスクの人も増えてきています。しかし、マスクを取るとやはり気になるのが口臭問題です。ミンティアや小分け液体マウスウォッシュを手放せない方もいるかもしれませんが、それだけでは根本的な口臭予防にはなりません。そこで本記事では、口臭の原因や予防方法について紹介します。
口臭の原因はさまざまですが、主に以下のようなことが挙げられます。
口臭のほとんどが、お口の中に原因があると言われています。食べかすや剥がれ落ちたお口の中の粘膜などのタンパク質が、お口の中の細菌によって分解・発酵されることで、臭いのするガスを発生させてしまいます。
そのため、舌の表面に汚れ(舌苔)が溜まっていたりむし歯や歯周病が進行したりすると、細菌の繁殖によって口臭が発生することがあります。
ニンニクやネギなど臭いの強い食材や、脂っこい食事、アルコールなどの摂り過ぎによって、口臭が発生することがあります。これらの飲食物が胃の中で消化されると、血液を通じて全身に運ばれ、最終的には肺を通って体の外に出されます。その際に口臭となって排出されるのです。時間が経てば口臭は軽減されます。
タバコには、ニコチンやタールといった物質が含まれています。これらは、口臭の原因となる細菌の繁殖を促したり、口の中の環境を悪化させたりすることで口臭を引き起こします。
口臭はお口の中だけでなく、糖尿病や胃腸の疾患、肝機能低下など内臓に問題があると口臭を引き起こすことがあります。口臭が続く場合には、全身の健康状態を確認することが大切です。
「口臭が気になるけど、どんなケアをすればいいのかわからない」という方もいるでしょう。ここでは、簡単にできる口臭予防について紹介します。
口臭予防は、まず口腔環境を整えることが大切です。そのためには、正しい歯磨きで歯垢や歯石などの汚れを取り除くことです。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスなど使って、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目の汚れを取り除きましょう。
舌の表面に付着した舌苔を取り除くことは、口臭予防に有効です。舌クリーナーや舌磨きジェルなど使用して、1日1回やさしく磨きましょう。
お口の中が乾燥していると、口臭の原因となる細菌が繁殖しやすくなってしまいます。そのため、唾液の量を増やすことで口臭予防につながります。よく噛んで食べたり、水分補給をこまめにしたり、鼻呼吸を心がけたりすると良いでしょう。
食生活を改善することで、口臭の発生を予防することができます。特に、食物繊維やビタミンCを含む野菜や果物を積極的に摂取するのがおすすめです。中でも以下の食べ物は、口臭予防に期待ができます。
・緑茶
・ヨーグルト
・りんごやキウイ
口臭予防には、歯科医院での定期的なメンテナンスが非常に重要です。歯垢や歯石といった自分で取り除くことができない汚れは、クリーニングを受けることで取り除くことができ、口臭の発生を防ぐことができます。また、むし歯や歯周病も、定期メンテナンスで早期に発見・治療を行うことができます。
皆さんは最近いつ歯科検診へ行きましたか?口臭予防は毎日のお手入れも大切ですが、歯科医院での定期的な検診・メンテナンスも大切です。また、会食や新しい出会いが増えるこの季節、健康な口腔環境を整えて気持ちよく春を過ごしましょう。
WHITIA南烏山is歯科では、患者さん一人ひとりに合った予防プログラムを提供しています。インターネットで24時間予約を受付けているので、口臭が気になる方、脱マスクまでに口内環境を整えたい方はお気軽にご相談ください。