2022/11/29 [ 親知らずの治療 ]
歳を取ると親知らずが痛み出す、というようなイメージがあると思います。
そもそも親知らずとは、前から8番目に生えてくる歯のことで、第三大臼歯や智歯(ちし)とも呼ばれています。
親知らずは、他の永久歯よりも生えるのが遅く、個人差はありますが10代後半から20代前半頃に生えてきます。しかし、親知らずが真っ直ぐ生えてしっかり噛めるというケースは少ないです。
現代人のあごは小さく、親知らずが生えるスペースが不足していることが多いため、斜めに生えたり、歯ぐきに埋まったまま生えてこなかったりします。また、もともと親知らずが存在していないケースもあります。
では、親知らずが痛み出したり腫れたりする原因は何でしょうか。
歯ぐきに埋まった親知らずが、となりの歯をぐいぐいと押すから痛い、ということはほとんどありません。
親知らずがむし歯になり痛み出すということもありますが、それが一番の原因ではありません。
実は痛みがでる場合の大半は「歯肉の炎症」が原因です。
親知らずは歯ブラシが届きづらく、きれいな状態を維持することが難しい場所です。そこに汚れが蓄積すると細菌が増えて歯肉が炎症を起こし、痛みや腫れが出てしまいます。
歯周病とは違って急性的なものなので、しっかり歯ブラシをして汚れを取り除けば痛みや腫れが収まる場合もあります。だから親知らずに痛みや腫れが出ても、必ずしも抜歯しなくてはいけない、ということはありません。
ただし、炎症を繰り返す、親知らずのむし歯や歯周病によってとなりの歯に悪影響を与えてしまう、歯ぐきに埋まっている親知らずに膿疱(袋状の病変)ができている場合などは、治療や抜歯の必要性もあるので、親知らずの痛みで悩んでいる方は、当院まで気軽に相談してください。