2024/01/18 [ 地域ネタ ]
新年が明け、皆さまはどのような日々をお過ごしでしょうか?
困難な出来事やニュースに直面しても、時には身近な場所で起こる温かく心に響く出来事に目を向けることが大切です。
たとえば、昨年9月に世田谷区で開催された歯科に関する啓発を目的としたポスター展がその一例です。このイベントは、子供たちの才能と創造力が光る素晴らしいイベントでした。子供たちの無邪気な視点から描かれたポスターが私たちに勇気を与え、新しい希望をもたらしてくれます。
・参照:公益社団法人 東京都世田谷区歯科医師会 令和5年度 第43回 歯と口の健康に関する図画・ポスター展表彰式
・参照:公益社団法人 東京都世田谷区歯科医師会 図画・ポスター展受賞作品
そこで今回は、展示された受賞作品を通じて、「生涯健康な歯」の重要性について考えてみましょう。
子供たちのポスターには、「健康」や「大切」という言葉が用いられており、カラフルなイラストと共に、歯の健康とその重要性を視覚的に表現しています。
子供たちが歯の健康を守ることの重要性を早い段階で理解していることは明らかです。楽しみながら口腔衛生の概念を学び、自ら歯の健康に責任を持つことの大切さを示しているように感じられます。
健康な歯を維持するためには、自宅でのケアと定期的な歯科検診を受けることです。
日々のケアでは、歯ブラシの使用はもちろん、フロスや歯間ブラシを使って食べかすや歯垢をしっかり取り除きましょう。毎食後にしっかりとケアを行うのが望ましいです。
ただ、自己流の歯磨きでは、磨き残しが生じることがあります。そのため、歯科医師または歯科衛生士から正しい歯磨きの方法も学ぶことも大切です。
以下のブログでは正しい歯磨きの方法を解説していますので、参考にしてください。
>>>歯ブラシは濡らす?濡らさない?!正しい歯磨きの方法を解説!
また、3ヶ月に1回は定期検診を受けましょう。歯と歯ぐきの間の汚れは歯ブラシでは取り除くのが難しいです。むし歯や歯周病予防のためにも、定期的にプロによるクリーニングを受けることをおすすめします。
このような展示会や歯科啓発活動が地域社会に与える影響は大きく、地域全体の健康意識の向上に大きく貢献しています。
啓発活動により美しく健康な歯への取り組みが促進され、健康に対する意識が高まります。また、歯科医師がこのようなイベントに積極的に参加することで地域住民との交流が生まれると、正確な情報の伝達が行われ、地域社会全体の健康水準が向上する可能性があります。
特に、子供を対象にしたイベントでは、健康への意識を早いうちから育むことができます。また、子供たちが学んだことを家庭に持ち帰り、親や兄弟姉妹との会話を通じて世代を超えた健康意識の向上も期待できるでしょう。
子供たちの純粋な視点から描かれたポスターは、大人の私たちにも「生涯にわたる健康な歯」の重要性を改めて確認させてくれました。
彼らの作品から感じられるインスピレーションと強いメッセージは、自身の歯の健康を大切にし、良い口腔環境を作り出すための責任を深く感じさせます。
この経験を通じて、歯科医師だからこそできる健康な歯を保つための努力を続けていきたいと考えています。