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2023/09/29 [ 入れ歯治療, 歯の知識 ]

歯を残すためにできることとは?年代別のケア方法を紹介

先日このような記事を拝見しました。『ORICON NEWS 83歳・デヴィ夫人、28本すべて自分の歯「奇跡と言われた」 家に歯ブラシ20本常備&1日5回歯磨き
歯は親知らずを除いて28本あります。83歳で28本すべての歯が自分のものであることは、確かに驚異的です。また、デヴィ夫人の歯に対する意識の高さは注目に値するもので、日頃のケアを怠ることは避けるべきという強いメッセージが込められていると感じました。

日本歯科医師会は「8020運動」を掲げています。これは、80歳になっても20本以上自分の歯を残そうという取り組みです。歯が20本以上残っていれば、食べ物を噛むことに支障はないと言われています。

誰しも、老後も自分の歯で好きな食べ物を食べたいものです。そこで今回は歯を残すためにできるケアを年代別に紹介します。

乳幼児


生後6ヶ月頃から乳歯が生え始めます。この時点では、赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌は存在していません。とはいえ、むし歯菌は家族から感染すると考えられているため、感染予防する意識が必要です。特に、噛み与えやキスなどは避けることをおすすめします。この時期は、歯ブラシが使えないため、歯の付着した汚れをガーゼでやさしく拭くようにケアしましょう。

むし歯のなりやすさは、生活習慣も大きく関係しています。たとえば、食事の合間の何度も間食する「ダラダラ食べ」はむし歯のリスクが高くなります。食事やおやつの時間を決め、果汁や砂糖の多い飲み物は控えることが大切です。また、食後は保護者の方が丁寧に仕上げ磨きを行い、歯みがきの大切さを教えましょう。

乳歯が生え始めたタイミングで、歯医者さんデビューすることをおすすめします。早い段階から歯医者さんに通院する習慣を身につけることで、将来のむし歯予防につながります。

小学生


6歳頃になると乳歯から永久歯に生え変わります。生え始めの永久歯はやわらかく、むし歯になりやすいため注意が必要です。特に、6歳臼歯は歯の溝が深いため、食べ物が詰まりやすくなります。むし歯予防のためにも、歯の溝をプラスチックで埋める「シーラント」を行うと良いでしょう。

また、歯の生え替わりの時期は、あごの骨が成長する時期でもあります。そのため、歯並びにも注意が必要です。あごの骨の成長を促すためには、咀嚼(そしゃく)を意識させましょう。食材を少しずつ大きくし、噛みごたえのある食材を与えるなど工夫が大切です。また、歯並びが気になる場合は、6歳頃を目安に一度歯科医師に相談することをおすすめします。

小学生になると自分で歯磨きができるようになりますが、小学校4年生くらいまでは、朝晩の歯磨き習慣を徹底し、仕上げ磨きも継続してあげてください。3ヶ月に1回は定期検診を受け、むし歯の早期発見や予防、歯並びのチェックなどしてもらうことをおすすめします。

中高生


15歳頃になると親知らずを除くすべての永久歯が生え揃います。しかし、親の手から離れる時期なので、口腔ケアが不十分になりがちです。特に思春期は、体の成長に伴いホルモンのバランスが変化し、歯肉炎が起こりやすくなるため、むし歯だけでなく、歯肉炎にも気をつけましょう。

歯並びに乱れがあると、歯ブラシが届きにくくなり、むし歯や歯肉炎のリスクが高まります。矯正治療を検討することで、将来的に健康な歯を保つことができます。歯並びが気になる場合は、専門の歯科医師に相談すると良いでしょう。

学業や部活などで忙しくなり、歯科受診率が下がる時期でもありますが、定期検診に行き、クリーニングや口腔ケアの指導を受けることが大切です。

20~30代


20歳を過ぎると、むし歯だけでなく、歯周病のリスクも高まります。歯周病は、歯周病菌が出す毒素によって歯ぐきに炎症を引き起こす病気です。進行すると歯を支える骨が溶けてしまい、最終的には歯が抜けてしまうことがあります。実は、歯を失う主な原因はこの歯周病です。特に、20~30代の半数以上が歯周病に罹患していると言われています。そのため、定期的に歯科医院で歯周ポケットの深さを調べてもらい、早い段階から検査と予防をすることが大切です。

仕事や子育ての忙しさから、むし歯治療を後回しにしてしまうこともあるでしょう。しかし、放置してしまうことが将来的に歯を失う原因となります。異変を感じたらすぐに歯科医院に受診し、適切な処置をしてもらうことが大切です。

日常のケアでは、歯ブラシだけではなくフロスやタフトを使用し、予防を徹底していきましょう。

40歳以上


歯周病のリスクが高まる時期です。歯周病が進行すると、歯が揺れて噛み合わせにも影響を及ぼします。この時期にしっかりと口腔ケアをする方と、そうでない方とでは今後の歯の本数に大きな差が生じます。歯周病のリスクが高い方は1ヶ月に1回、それ以外の方も3ヶ月に1回は定期検診を受診することをおすすめします。

また、40歳以上の方は歯の根元のむし歯にも注意が必要です。年齢を重ねるたびに歯ぐきが徐々に下がります。歯の根元のやわらかい面が露出すると、むし歯のリスクが高まります。自分の歯に合った歯ブラシを使用し、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。

65歳以上


65歳以上になると、加齢や病気、常用している薬の副作用によりドライマウスのリスクが高まります。また、筋力の低下により飲み込む力が弱まる時期です。

ドライマウスとは、唾液の分泌が不足することで口の中が乾く病気のことです。唾液には、食べ物の残りや細菌を洗い流す役割があり、その作用が低下すると、むし歯や歯周病、口臭のリスクが増加します。こまめな水分補給や唾液腺マッサージなどで対策を行うと同時に、定期検診を忘れずに受診しましょう。

さらに年齢を重ねるとお口周りの筋力が衰え、噛む力や飲み込む力が低下します。唇や舌のトレーニングや、たくさん話すことでお口の筋肉が鍛えられるので積極的に取り入れましょう。

まとめ

本日は8020運動に伴った年代別のケア方法についてお話ししました。当院では年代別に一人ひとりに合った口腔ケアを行っています。日々の正しいケアと定期的なクリーニングを通じて、80歳で20本以上の健康な歯を残しましょう。

正しいケアの方法に関してはコチラの記事も参考にしてください。

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